大学では建築系に所属し、新卒でジェクトに入社。最初は工事部に配属し、民間事業も公共事業も担当をしていた。約10年ほど工事部でキャリアを積んだ後、設計監理部へ異動し、現在まで、約20年ほど設計士として仕事をしている。
Interview #02
お客様の喜びを
直に感じられる仕事
1989年入社 設計監理部
実原 美尚
Jitsuhara Yoshihisa
工事部から設計監理部へ
現場を経験したからこその視点
今は設計部で仕事をしていますが、入社当初は工事部の配属でした。今、振り返ると、工事部での経験が設計に大いに活きていると感じています。それは現場の視点です。工事中に遠隔カメラで現場を見るのと、実際に足を運んで見るのとでは全く違うのです。現場に行き、触れる、体験することで建物の実状がわかります。例えば、設計の図面上では余裕があると思ったところが意外とギリギリだったり、設計したものが想像と違う動きをしていたり。実際に図面を引いたものをリアルで見ることで、スケール感を掴みやすくなります。また、現場の職人さんと話すと、生の声やアドバイスを聞く事ができるので、より現場目線で図面を引くことができるようになります。こうしてリアルを知ることで次回以降の改善につながり、確実な仕事ができるようになっていきます。だからこそ、設計職に配属された新人には、必ず設計監理はあえて現場にいくことの大切さを伝えています。
わからないことこそ、成長の鍵
木造、鉄骨、RCなど、様々な構造の建物の設計にかかわれるのがジェクトの特徴です。構造が違っても基本的にやることは変わりませんが、工事の順番がかなり変わります。大切なことは基本を押さえつつ、工夫を重ねる事です。色んな施工ができる反面、分からないことにぶつかることも多いですが、まずは一通り工事の流れを掴むことがとても大切です。設計部には20年近くいますが、今でも初めて取り組むことに挑戦することもあります。最近だと自動倉庫機械(材料を自動で運んでくれる機械)付きの工場の建設をするものでしたが、分からないことだらけ。だからこそ、焦らず、1つずつの課題を解決しました。まず、機械のことがわからないので専門知識を学んだり、機械設置が建築の条例違反にならないよう市の職員の方と協力して調べたり、消防関連の問題が起きないよう、消防署の方とすり合わせをしたり…。そうしてようやく設計図面を完成させました。「わからない」ことを恐れずに挑戦していくことが、自分の成長にも、ひいては会社の技術力の向上にもつながっていきます。先輩たちもそうやって日々挑戦をしているので、ぜひみなさんも入社したら一緒に挑戦していけたらうれしいですね。
お客様の喜びが直に感じられる
地域密着型のジェクトだからこそ、一人のお客様と一回の契約で終わらずに様々な形でお付き合いさせていただくことも多いです。腕を信頼いただき、指名をしていただけることもあります。その秘訣は、常に最良な提案ができるように緻密に準備をすることです。お客様は専門知識がある方だけではないので、まず建物の完成イメージを伝えるときは、図面ではなく「絵」でお見せします。お客様にとっては大きなお買い物ですから、仕上がったあとに「思っていたのと違った…」という残念な状況にならないように努めています。また、下調べをしっかりと行ってから図面に起こすため、”とりあえず”という気持ちでは提案はしません。最初にお出しした設計図に対し、お客様の要望で修正が重なったとしても、最終的に全体を見て、最初の案に戻ることもあります。それくらい妥協せずにお客様に向き合って仕事をします。設計士というと、お客様の顔が見えない中、営業の下請けのようにただ図面をひくイメージがあるかもしれませんが、ジェクトでは設計も施工もお客様の顔を見て仕事をすることができ、自分の仕事がお客様の喜びに直接つながっていると実感できます。
プロのアドバイスを受け、
日々レベルアップ
これから入社する皆さんには、わからないことから逃げずに、挑戦し続けてほしいです。入社当初は勿論、入社30年の私でも、日々分からないことにぶつかっています。しかし、わからないことに挑戦するからこそ、できることの幅が広がります。もし失敗しても、振り返って改善することで自分の成長の糧になったり、会社の事例が増えることになります。困った時には、支えてくれる人が沢山いるのもジェクトの特徴です。私たちのような管理職含めた先輩達もみなさんをサポートする準備はできているし、協力会社さんも長年のお付き合いだからこそ、色んなアドバイスを沢山くれます。緻密な設計をしたとおもっても、施工時に思っていたのと違った…なんてことはよくあることです。そのような時に助けてくれる人が沢山います。あとは挑戦する勇気があれば、沢山の経験と成長をすることができます。僕らと一緒に少しずつ新しい挑戦の一歩を踏み出していきましょう!